基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成21年 秋期 基本情報技術者 午前 問07
問07   オブジェクト指向プログラムの特徴

 オブジェクト指向プログラムの特徴はどれか。

ア 計算順序は制御フローではなくデータの流れによって規定される。命令は,入力となるすべてのデータがそろったときに実行可能となる。

イ 計算の制御は命令から命令へ順次渡される。命令間でのデータの受渡しは,“変数”を介するメモリヘの参照によって間接的に行う。命令とデータの定義は分離されている。

ウ データを外部から隠ぺいし,メソッドと呼ばれる手続によって間接的に操作することができる。プログラムは,データとメソッドをひとまとまりにしたものの集まりである。

エ プログラムは,入れ子構造の演算式,関数を表現する命令(演算記号),データによって構成され,“命令実行”に対応するのは“演算式又は関数の値の計算(評価)”である。


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解説

 オブジェクト指向のプログラミング言語には、Java, C++, JavaScript 等がある。

 オブジェクト指向言語は、データは外部から「隠ぺい」され,「メソッド」と呼ばれる手続に よって間接的に操作される。 プログラムは、このデータとそれに対するメソッドをひとまとまりにしたものの集まりである。

 オブジェクト指向のプログラムでは、「状態」は、データであり、値と属性とをもっている。 このデータをインスタンス変数によって定義する。「振る舞い」は、メソッドとよばれる小さなプログラムに よって定義される。 クラスは、オブジェクトに共通なデータや機能を定義したもので、クラスの定義をもとに、 内部のデータを設定して、実体化したものがオブジェクトになる。

【平成18年秋 問37】

【平成15年秋 問43】


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