基本情報技術者試験の過去問と解説
[TOP] [午前分野別] [午後分野別] [キーワード索引] [令和元年秋午前] [令和元年秋午後]

平成19年 春期 基本情報技術者 午後 問03
問03   システム開発の計画立案に関する記述

システム開発の計画立案に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。

X社では,業務システムを新規に構築することになった。 この業務システムには,新たなハードウェアの導入とソフトウェアの開発が必要である。 ソフトウェアの開発では,業務プログラム内で共通に利用するプログラム (以下,共通部品という)を業務プログラム本体と分離して,別チームで開発することにした。 今回の開発に関する作業の一覧と必要な日数を表に示す。

   表 作業の一覧と必要な日数

作業 ID 内容 日数
S1 システム方式設計 6
G1 業務プログラムの共通部品の定義 2
G2 業務プログラムの機能設計 4
G3 業務プログラムの詳細設計 6
G4 業務プログラムのコーディング・単体テスト 6
C1 共通部品の設計(インタフェース決定) 6
C2 共通部品のコーディング・単体テスト 4
H1 ハードウェアの調達 15
H2 ハードウェアの環境構築 6
S2 結合テスト 6
S3 実機テスト 4

この作業の日程計画を立てるために,図のアローダイアグラムを作成した。 図中の破線は,ダミー作業である。


   図 日程計画のアローダイアグラム

設問1 作業日程はアローダイアグラムに従うものとして, 作業の依存関係に関する記述として正しい答えを,解答群の中から二つ選べ。

解答群

ア 業務プログラムの詳細設計(G3)は,共通部品のコーディング・単体テスト(C2) が終了しないと開始できない。

イ 業務プログラムのコーディング・単体テスト(G4)は, 共通部品のコーディング・単体テスト(C2)が終了しないと開始できない。

ウ 業務プログラムの詳細設計(G3)は,業務プログラムの機能設計(G2)が終了すると開始できる。

エ 共通部品は実機がなくてもコーディング・単体テスト(C2)を開始できるが, 業務プログラムは実機がなくてはコーディング・単体テスト(G4)を開始できない。

オ ハードウェアの調達(H1)は,システム方式設計(S1)の完了後に行う。

解答 ←クリックすると正解が表示されます

基本情報技術者試験


設問2 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

この業務システムの開発におけるクリティカルパスは , 最短所要日数は 日である。 また,全体の開発期間は, を短縮することで短縮できる。

a に関する解答群

ア @ → A → B → D → E → F → G → H → I

イ @ → A → B → D → F → G → H → I

ウ @ → A → B → E → F → G → H → I

エ @ → A → C → H → I

b に関する解答群

ア 31      イ 32      ウ 33

エ 34      オ 35      カ 36

c に関する解答群

ア 共通部品の設計(C1)

イ 共通部品のコーディング・単体テスト(C2)

ウ 業務プログラムの機能設計(G2)

エ ハードウェアの調達(H1)

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

解答 c ←クリックすると正解が表示されます


[←前の問題] [次の問題→] [問題一覧表] [分野別] [基本情報技術者試験TOP ]