基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成14年 春期 基本情報技術者 午前 問38
問38   スループットに関する記述

 スループットに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア ジョブとジョブの間にオペレータが介入することによってシステムに遊休時間が生じても,スループットには影響を及ぼさない。

イ スループットは, CPU 性能の指標であり,入出力の速度,オーバヘッド時間などによって影響を受けない。

ウ 多重プログラミングは,ターンアラウンドタイムの短縮に貢献するが,スループットの向上にはあまり役立たない。

エ プリンタへの出力情報を一時的に磁気ディスク装置へ保存するスプーリングは,スループットの向上に役立つ。


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解説

 スループットは、与えられた時間内にコンピュータシステムによって遂行される仕事の量である。 たとえば、1時間当たりに処理できるジョブの個数などをいう。

ア:誤り。ジョブとジョブの間にオペレータが介入すれば、スループットが低下する。

イ:誤り。スループットは、入出力の速度やオーバヘッド時間などに影響を受ける。

ウ:誤り。多重プログラミングによって、スループットが向上する。

エ:正しい。スプーリングを行うことによって、スループットが向上する。


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