基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成14年 春期 基本情報技術者 午前 問36
問36   ホットスタンバイシステム

 ホストコンピュータを2回用意しておき,本番系が故障したときは, 本番系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して 待機している予備系のコンピュータに速やかに切り替えて,処理を続行するシステムはどれか。

ア コールドスタンバイシステム     イ デュアルシステム

ウ ホットスタンバイシステム      エ マルチプロセッサシステム


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解説

 ホットスタンバイシステムは、ホストコンピュータを2台用意し、本番系が故障したときに、 本番系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して待機している予備系のコンピュータに 速やかに切り替えて、処理を続行するシステムである。

ア:コールドスタンバイは、同じ構成のシステムを動作しないで待機させ、使用している主システムが 故障した場合に、待機させていたシステムを起動させて切り替えて使用する。

イ:デュアルシステムは、2台の CPU で構成され、正常時は2つのシステムが同じ処理を実行する。 実行結果を照合(クロスチェック)し、異なるときは、 異常の発生しているシステムを切り離し、正常なシステムだけで処理を続ける。

エ:マルチプロセッサシステムは、2つ以上の CPU が主記憶装置や補助記憶装置を 共有するシステムである。いずれかの CPU が故障しても、その CPU を切り離し、 処理を続けることができるため、信頼性が高い。


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